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酒蔵見学〜由利正宗・斎彌酒造店さん

秋田県由利本荘唯一の酒蔵、「由利正宗」を醸す、斎彌酒造店さんを訪ねます。
当日は海外テレビメディアの取材があり、青い目のスタッフが「KONNICHIWA」と挨拶してくれました。
活躍の場は海外へ!





間もなく洗米作業。
酒米にいくら水を吸わすのか。
とても大切な作業だけに、現場のピリピリとした空気が伝わります。



酒母室内。
斎彌酒造店さんでは、「生もと」と「速醸もと」の両方を使い分けている。



「生もと」を使った山廃仕込みは、仕上がり時にやや酸味をおびる。



斎彌酒造店さんの酒造り最大の特徴は、一切の櫂入れをしないこと。
通常はもろみの醗酵を促す為に、櫂を使ってタンク内を撹拌してあげるのですが、その撹拌を仕上がりまで、一度も行わないそう。

お話を伺うと、醗酵の度合いは全て、もろみに任せているとのこと。
活発に醗酵しているときもあれば、お休みしているときもある。
そこを人為的に促しても、もろみの状態がベストではない。
つまり、醗酵のタイミングをもろみ自身に任せることで、ストレスのないもろみが一番良い状態になる。
結果、美味しいお酒が出来上がる。
なるほど、理にかなった趣旨。

そしてもう1つの特徴が、使用する酒米のほぼ全量を、蔵人が作る酒米だということ。
斎彌酒造店さんに務める蔵人には米農家が多く、収穫された酒米を全て買い入れ使用するそう。
そうすることで、酒米をつく段階からお酒になることを意識して育てるため、良質の酒米を作る意識が高く、お酒を造る際にも心がこもる。

そう、酒造りは冬の間の仕事ではなく、「春夏秋冬」一年を通じての仕事。



仕込んでから3日目のタンク内。



4日目で写真のような、クリーミーな状態に。



雪の茅舎 山廃純米は、タンク内のお酒の名前。
数字の「7」は、仕込んでから7日目を表す。



仕込みから15日目のもろみ。
醗酵が激しく、一番元気な状態。
「ポコポコ」と泡が湧き出ます。



今回、特に目に付いたのが、蔵内の清潔さ。
キレイに整理整頓されています。



斎彌酒造店さんの自社酵母。
門外不出の宝物。





仕込み水は、新山から湧き出る伏流水。
ミネラルが豊富で、ハッキリとした硬水。



プライベート用のお酒も造っています。
現在では10銘柄ほど造っており、1タンクで1升瓶が300本ほどの容量。
将来私も、お願いしてみようかな。



由利正宗はもちろん、力を注ぐ銘柄「雪の茅舎」のラインナップも充実。
「雪の茅舎」とは、東京から来た某作家さんが、茅ぶき屋根の農家が雪に埋もれている冬景色をみて、酒名に使ってみてはと言われたことから命名したそう。



由利正宗醸造元 株式会社 斎彌酒造店
秋田県由利本荘市石脇字石脇53
0184−22−0536
http://yukinobousha.jp/index.htm

※斎彌酒造店さんは、観光蔵ではございません。
特別な許可をいただき、見学させていただきました。

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